ヨーロッパ研修について 松下 直斗(経済学部2年)

 私たちはグローバル・リーダーズ・プログラムの研修の一環として9月17日から27日にかけてフランス、ベルギー、ドイツを訪問してきました。このプログラムは海外で活躍できる人材育成を目的としていて、プログラム生は経済学の授業を英語で履修し、英語コミュニケーションスキル向上を主眼においた少人数制のゼミに参加するなど英語の能力を高めるために日々精進しています。第2期生が中心となって行われた今回の研修では、パリ第7大学の学生とのプレゼンテーションと討論会をメインとして、フランスではJETROと味の素、ベルギーではKUルーヴェン、IMECや欧州委員会、そしてドイツでは三井住友銀行と三菱東京UFJ銀行を訪れました。また、アーヘンやケルンなどヨーロッパにおいて歴史的に非常に重要な都市に行く機会があり、ブリュッセルとデュッセルドルフでは如水会の懇親会が開催され、現地で働く一橋大学の卒業生や勉学に励む留学生と話す貴重な場が設けられました。この研修を通して、私たちは様々なことを学びました。討論会に向けて日本やフランスの諸制度、諸問題について深く知り、企業訪問では各企業のビジネス戦略、業務内容や各国の経済など勉強になる点が多くありました。懇親会では卒業生と話すうちに自分の将来について強く考えさせられました。しかし、私はこの研修での最大の収穫は海外経験だと考えます。これらの国々は互いに隣接していながらも話す言語は異なり、文化も街並みも全く別物でした。しかしながら、共通通貨ユーロが使用できて、それぞれの国に入るときも入国審査がありませんでした。知識としてはもちろん知っていることだけれども、いざ自分の身をもって体感するとなると新鮮味があり、これがヨーロッパなのかと違和感さえ覚えました。ヨーロッパはまだまだよくわからないことばかりでしたが、そのことを実感できただけでも、今回の研修は海外経験を積むという意味で実りあるものになったと考えています。

出発前の集合写真

pagetop

JETROパリ事務所訪問 成田 友弥(経済学部2年)

 フランスに到着した次の日の9月18日、私たちはJETROパリ事務所を訪れました。パリ事務所は、日仏間の貿易、投資、産業間交流の促進に尽力されており、現地のフランス人職員を含めた40人が業務に従事されています。具体的には海外進出しようとする企業へのコンサルティングや、日本文化理解を深めるためのセミナー、フランス経済に関する分析などを行っていらっしゃいます。また、パリ事務所では、ポルトガルと、植民地時代にフランスの影響を強く受けたアフリカのマグレブ地域における事業も管轄しています。印象深かったのは、マグレブ地域はイスラム文化圏でもあるため、利子の禁止といった戒律に沿ったビジネスを提案できるよう、ドバイ事務所などの専門家と協力する体制ができているというお話です。知識として戒律の話は知っていても、それをビジネスとあわせて考えたことはなかったので、事業のグローバル展開における文化の壁というものを改めて認識しました。

JETROパリ事務所でのレクチャーの様子

pagetop

味の素グループのレクチャー 菅野 元希(経済学部2年)

 JETROパリ事務所にてヨーロッパ味の素社の村上友子様と欧州味の素食品社の斎藤祟志様にレクチャーをして頂きました。味の素グループは「グローバル健康貢献企業グループ」をビジョンに掲げ、世界中で活躍している企業です。特に今回プレゼンをして頂いたお二人がいらっしゃる欧州アフリカ本部域では、人間の体の20%を構成するアミノ酸を通したアフリカでの栄養改善運動や、ヨーロッパの多様な地域性を活かした和食理解促進運動なども行っています。こうした業務内容以外にもグローバルリーダーを目指す私達のために、グローバルリーダーに求められる資質といった話もして頂きました。中で最も印象的だったのは、実際に味の素で働く様々な国籍を持った方々が口をそろえて必要と語ったという、三つの資質(物事を行うタイミングのセンス、情熱、真摯さ)です。グローバルリーダーとしての人間性について考える機会としても大変有意義な体験となりました。

味の素グループの方々との記念写真

pagetop

ヴェルサイユ宮殿視察 大滝 辰也(経済学部2年)

 曇りの短期海外調査3日目、私たちは滞在していたパリから電車で南西に1時間程かけてヴェルサイユ宮殿を訪れました。予想通りヴェルサイユ駅は多くの観光客で溢れ返っていました。駅からしばらく歩くと横一面に広がるヴェルサイユ宮殿が視界に入ってきて、話では聞いていてもいざ実物を見るとその迫力に驚きました。宮殿の入り口にはヴェルサイユ宮殿建造の命令をした太陽王ルイ14世の銅像が象徴のように建っていました。営業時間開始時刻より前にヴェルサイユ宮殿に着いたのにも関わらず既に非常に混んでいて、宮殿前のアルム広場にて行列を並ぶこと約30分してようやくパスポート検査を済ませ宮殿内に入ることが出来ました。
 まず宮殿に入った私達は、ヴェルサイユ宮殿の歴史や風景画そして宮殿にゆかりのある人物らの肖像画や歴史的展示物のある部屋を順番に見学し、宮殿の歴史を学びました。また、部屋間の通路の脇には並ぶようにそれぞれ個性のある沢山の銅像が立ち並んでいました。そして今回最も印象深かった、鏡で壁を覆われた「鏡の間」は、黄金色を基調として数多の鏡に加え天井の絵画とシャンデリアにより装飾が施され、息を呑むほど豪華な空間でした。幸いにも宮殿を出る頃には天気が回復し、青空が広がってより一層宮殿の建物の華麗さが増したように感じました。次に庭園を通り本宮殿から離れたところにあるトリアノン宮殿と王妃の村里へ向かいました。18世紀の農村を再現した「王妃の村里」は当時の建物があるだけでなく動物もいて、当時の様子がひしひしと伝わってきました。最後に向かったのは庭園の中にある池の噴水ショーで、ここでは広大なヴェルサイユ宮殿の敷地を歩き回り疲れた人たちがショーを見ながらくつろいでいたので、私たちもここで休憩しヴェルサイユ宮殿視察を終えました。

ヴェルサイユ宮殿の鏡の間

pagetop

On Paris Natnicha Apichonkit, Economics 3rd year

 Despite the sleepless flight, I was in good spirits when I saw the phrase “Bienvenue à Paris” – welcome to Paris – at Charles de Gaulle airport. I did a brief research on Paris beforehand. It seems people all over the world are obsessed with Paris, judging from the amount of information on the Internet. Naturally, I was really looking forward to seeing the city with my own eyes.
 The easiest aspect to observe is the physical beauty. We stayed in a hotel in the 10th arrondissement, which was a great place to see Paris other than the tourist spots. True, the streets smelled of cigarettes and were full of the cigarette butts, far from the cleanliness of Japanese city, but when I looked at the buildings, I fell in love with the sepia buildings adorned with various face statues, flowers in window boxes and black curved steel.
 Let’s zoom in to the people who make Paris so lively. Parisians are a mixed of black and white people. Apart from preference towards muted color clothes, Parisians are different from Tokyoites in many ways. While Japanese waiters were polite and formal, most French waiters joked with us. The underground was the best place to observe people. Paris underground requires tickets only at the entrance and there are a lot of problems with free-riders. I saw many people jump over the ticket barriers in the underground station, something I did not picture it happening in Japan. Then, a man stepped on the train with an accordion in hands and started playing it. Musicians on the train are apparently quite common as I met at least one almost every ride.
 After 4 days in Paris, I concluded that Paris is full of art. I am referring to not only renowned art museums such as the Louvre or great architectures, but also to what might be regarded either as art or as vandalism. Paris is full of graffiti, on the wall, on the street signs, even in an underground tunnel. I do not imagine the owners of those properties would be too pleased about them, but as a passerby, I have to admit that the quality of most graffiti is quite good and the playfulness of the street signs makes me laugh.
 I did not have much time left to explore Paris, and perhaps that was not so bad. Time constraint forced me to be more observant than usual. Still, there are so many things left to be explored and I would love to go there again.

パリの街角

pagetop

パリ第7大学の学生との討論会と交流会 浅井 拓也(経済学部2年)

 海外調査の5日目、私達はホテルから地下鉄を利用して、パリ第7大学を訪れました。日本語学科のセシル・サカイ先生に大学のキャンパスを簡単に案内していただいた後、日本語学科の学生と討論会を行いました。パリ第7大学からは日本語学科の7名の学生に参加していただきました。私達は夏学期の基礎ゼミの時間や夏休み、さらにはフランスでもプレゼンに向け準備をしたのですが、いざ討論会となると皆緊張した様子でした。
 討論会は私達がプレゼンをし、その内容について英語で議論をするという形式でした。プレゼンは「EUの中のフランス」と「フランスと日本、タイの比較」を扱った二つのグループに分かれて行われました。前者のグループではEU統合の歴史的背景やギリシャの金融危機問題など、多様なテーマからEUにおけるフランスの役割を考察するプレゼンが行われました。プレゼン後の議論では、今日大きな話題となっている移民に関する質問に始まり、「ヨーロッパ市民」としてのアイデンティティについて意見を述べあうなど、白熱した議論が展開されました。後者のグループでは貿易やエネルギー政策など様々な側面から各国を比較するプレゼンが行われました。こちらの議論では、パリ第7大学の学生の多くが女性であったことから、ジェンダーを取り上げたプレゼンに多くの質問や意見が寄せられました。
 討論会後には近くのレストランで交流会が行われました。討論会での緊張した雰囲気とは打って変わって、終始和やかな雰囲気でした。日本の漫画やアニメなど、身近な話題についての会話や、パリ第7大学の学生が日本を訪れた時の話で盛り上がりました。何より印象に残っているのが、彼らは皆日本語が上手で何不自由なく日本語で会話できたことです。討論会、交流会は半日という短い時間で行われましたが、様々なテーマでお互いの意見をぶつけ、親交を深めることができ、有意義な経験となりました。

パリ第7大学の学生との討論会後の記念写真

pagetop

An Evening Stroll through Brussels Saisawat Samutpradit, Economics 2nd year

 On the sixth day of our Europe trip, we took a train from Paris to the capital of Belgium, Brussels.
 The first thing I noticed about Brussels was that it looked slightly more colorful and had more variety of building shapes than Paris. Moreover, once we went to the center of the city, Brussels seemed very modern compared to Paris. Buildings made of glasses were lining up. Many were under construction.
 On the very same day, we visited the EU Commission. After the security check we were allowed inside to attend a lecture by a speaker of the Commission. The lecture was divided into two parts: Role of the Commission, and the Economic and Monetary Affair of the EU. The speaker stated strongly in both parts of the lectures that what EU needs in order to thrive is deeper integration, economically and socially.
 Later that evening, we met up with Hitotsubashi graduates who presently reside in Brussels and on foot, we went to the Grand Place to have dinner together.
 Though Brussels appears to be a city with many modern buildings, it still has a charm of an old city. During the walk to the Grand Place, we saw the ruins of Old City Walls as well as many old European-style buildings, for instance the Palace of Justice, Brussels Stock Exchange etc. The Grand Place is a busy square surrounded by edifices which can be dated back to the 13th century.
 It was a brief visit to the Grand Place that evening but we came back on the next day after a day trip to Leuven to try out the Brussels signature dish, Moules et frites. We then took a stroll and browsed through the chocolate shops. The shops vary from those of the local artisans to world renowned brands such as Godiva, Neuhaus, and Leonidas.
 Though Brussels does not have many tourist attractions and its old walls and buildings had been taken down for years, it is still home to many international organizations and the capital of Belgium, Europe, and, of course, chocolate.

ブリュッセルのレストラン街で

pagetop

ルーヴェンを訪れる 佐々木 俊哉(経済学部2年)

 日程の7日目に、私達はベルギーの街ルーヴェンを一日かけて訪問しました。首都ブリュッセルから少し離れたところにあるこの街に降りたった時、私はとても穏やかな街だという印象を受けました。私達がベルギーにいる間滞在していたブリュッセルはEUの本部があることもあり、国際色豊かで人にあふれている印象でしたが、ルーヴェンはルーヴェン・カトリック大学(KU Leuven)を中心とした歴史を感じさせる街で、全く違う雰囲気でした。駅に着くとすぐにKU Leuvenの先生やスタッフの方々が私たちを出迎えてくださいました。リサーチ・コーディネーターのDani Vandepoel様が終日私達にルーヴェンの街を案内してくださったのですが、彼女は訪れる場所ごとにとても興味深い逸話や歴史の話をわかりやすい英語で説明してくださったので、私達は一日の訪問を通じてルーヴェンの遠い昔から今までの歴史と、そこで生きてきた人びとの歩みを広く学ぶことができました。
 私達はまず街の中心でルーヴェンの地理的特色や歩んできた歴史について概要を伺った後、図書館や市庁舎、大学などを見学しながら隅々に歴史が見え隠れする街路を進みました。KU Leuvenの学食で昼食をとったのち、午後にはルーヴェン郊外にある、エレクトロニクスの分野で世界的に有名な研究開発機関IMECを訪問し、午前中に感じたルーヴェンとは全く違った現在のルーヴェンの一面を肌で感じることができました。夕方には、世界遺産に登録されているベギン会修道院を見学しました。IMECとはうって変わって歴史を感じるルーヴェンに戻ってきたわけですが、Dani Vandepoel様のお話が素晴らしく、皆で時間を忘れて聞き入りました。ベギン会自体についての話に始まり、この修道院が歩んできた歴史や修道院で生活していた女性の事細かい生活の様子まで話していただきました。
 こうして、私達は一日街を回りながら、ルーヴェンという街を、地理、歴史、先端産業を通して立体的に感じることができました。

ルーヴェン、マルクト広場にて記念撮影

pagetop

三井住友銀行デュッセルドルフ支店訪問 萱場 悠貴(経済学部2年)

 その日朝の電車でブリュッセルを発った私たちは、ケルン中央駅での乗り換えを経て、デュッセルドルフ中央駅に到着しました。短期海外調査における最終目的地ドイツで、まず私たちは三井住友銀行デュッセルドルフ支店を訪問させていただきました。三井住友銀行では最初に、現地社員の方から最近のドイツ経済、金融情勢についてのレクチャーを、続いて三井住友銀行が実際にドイツでどのような業務を行っているかについての説明を受けました。レクチャーの中で一番印象に残っている点は、主要企業の規模は他のヨーロッパ諸国と比べて小さいものの、特定の技術を有し、世界で圧倒的なシェアを持つHidden Championと呼ばれる中堅企業が多い点がドイツの特徴であり、そのような中堅企業といかにして緊密な関係を築いていくかが肝要である、というものです。そのような企業の人々は英語を話せないことも多く、ドイツ語を通じてあらゆる契約や交渉が行われるという点が、非常に難しく、また同時に面白い点であるように感じられました。また、ドイツ企業や日系企業に対する一般的な融資だけでなく、プロジェクトファイナンスと呼ばれる石油開発やガス開発のプロジェクト支援では、出資の決め手として埋蔵量の評価が重要であり、一般のファイナンスとは異なる難しさがあることが理解できました。
 さらに、三井住友銀行の社員の方々には、ドイツで生活していて感じる文化の違いや日本にはない面白いエピソードを教えていただきました。このことは、来年如水会留学をする私にとって大いに参考になり、留学への大きな励みになりました。
三井住友銀行の訪問を通じて、事前調査では分からなかった現地での具体的な業務やその難しさを学ぶと同時に、自分自身の勉強不足を痛感しました。しかしドイツに進出した日系企業を訪問するという貴重な経験が、今後の大学生活や、さらには将来の進路設計に大きな影響を及ぼしたことは間違いありません。

三井住友銀行デュッセルドルフ支店でのレクチャー

pagetop

三菱東京UFJ銀行デュッセルドルフ支店訪問 田中祐太朗(経済学部2年)

 デュッセルドルフ滞在中、私たちは三菱東京UFJデュッセルドルフ支店にてドイツ経済の現状と日系企業動向に関するお話を伺うことができました。GDP世界3位の日本と世界4位のドイツは経済規模や自動車産業が国の基幹産業となる点など共通点が多くあると思っていましたが、ドイツには東西分裂の影響で未だに経済格差が存在する点や移民の受け入れ、人口分散など日本と異なる点もまた数多くあることを再確認しました。一番興味深かったのはM&Aのお話で、近年日本企業が技術力に定評のあるドイツの中小企業を買収する案件が増えているというものです。M&Aというと日本では外資系企業が西武HDやサッポロHDに対して仕掛けたものに代表されるように国民から良い印象は抱かれません。しかしドイツで日系企業が仕掛けるM&Aは、技術力はあるものの、後継者不足に悩む企業を対象にすることが多いためドイツ国民から見て外資系企業にあたる日本企業のM&Aに対する否定的な意見はみられないそうです。また、日本とは異なりドイツ企業の多くは非上場(約95%!)のためTOBは行われず、買う側の企業と買われる側の企業の間に仲介役の会社が入り、相場等を踏まえたうえで最終的には話し合いで買収額が決まるというのも驚きでした。
 日本にいては中々知り得ることができない、現地で働くからこそわかる「生きた情報」に触れることができる貴重な機会をいただけたのは本当に幸運でした。この場を借りて三菱東京UFJ様に感謝を申し上げたいと思います。

三菱東京UFJ銀行デュッセルドルフ支店の方々との記念写真

pagetop

2度の如水会懇親会 鈴木雄也(経済学部2年)

 短期海外調査中にブラッセルとデュッセルドルフにて如水会懇親会が開催されました。2度の懇親会とも、現地に留学中の一橋生が合流し、一同で素晴らしい伝統料理に舌鼓を打ちながら、和やかな雰囲気で進行しました。
 我々が懇親会を通してもっとも強く感じたのは、現地で働く方々のたくましさです。異国での仕事についてのお話からは、異国で働くことにやりがいが伝わってきました。幅広い教養に裏打ちされた話はとても興味深く、この調査に参加した我々にとってキャリアを考えるうえでとても貴重な機会となりました。自分なら大変だと感じる海外での生活を立派にやっておられる如水会の方々の中に、一橋で育まれた強さのようなものを感じとることができました。
 また、現地の如水会の方々は年に何度か集まるようで、一橋ならではの連帯感の強さを目の当たりにしました。この一体感のおかげで我々も非常に心地よく感じることができ、将来、世界中のいたるところでこのぬくもりを感じることができる我々は幸運だと感じました。今回このように現地の如水会の方々と交流する機会を持ち、一体感を感じることができたのは大変よい経験でした。 最後に、懇親会で聞いた非常に印象に残っている言葉があります。「学生らしい生活をしてください」という言葉です。懇親会を経験した今この言葉を考察すると、学生のうちは勉学に励むのみならず様々なことを経験して、一橋生が持つ強さ、そして一橋ならではの一体感を身に着けてほしいという意味だと感じています。この懇親会を通じて如水会のつながりをはじめとして、今後の糧となる多くのことを吸収することができました。

如水会ブラッセル支部懇親会
如水会デュッセルドルフ支部懇親会

pagetop

ドイツ3都市訪問 松林貴久(経済学部2年)

 ベルギーの首都ブリュッセルから高速列車に乗り2時間。フランス語だった到着の車内放送もいつの間にかドイツ語に変わり、私たちはデュッセルドルフに到着した。
 デュッセルドルフは中規模な商業都市であるが、ロンドンとパリに次ぐヨーロッパで3番目に大きい日本人社会が形成されていて、日系企業が集中している。私たちは三井住友銀行と三菱東京UFJ銀行の支店を訪問させていただき、如水会の懇親会にも招待していただいた。人口の1%が日本人ということもあり、自由行動時には日本食を販売するスーパーをいくつか発見し、家族連れの日本人をたくさん見かけた。
 翌日、フランク王カール大帝ゆかりの地であるアーヘンに向かった。小さな街のシンボルである世界遺産のアーヘン大聖堂は神聖ローマ帝国の戴冠式が行われた場所であり、中はビザンツ様式とゴシック様式が交じる珍しいものである。カールの戴冠がローマの古典文化とゲルマン文化とキリスト教の融合であり、それが西ヨーロッパ中世世界の誕生を意味するならば、まさにアーヘンは現代の欧州統合の原点に深く関わる土地である。高校の世界史の知識も活用しながら、ヨーロッパの雄大な歴史に触れることができたと思う。 最後に、大聖堂がそびえたつドイツ第4の都市ケルンを訪問した。ケルン大聖堂はドイツを代表する建造物でもあり、ゴシック建築の代表作でもある。大聖堂の前に立った私たちはその大きさと荘厳さに圧倒されてしまった。青空に天高くそびえたつ大聖堂と、黒みがかった細かい彫刻にはただただ感動するばかりであった。
 研修最終日、たくさんの大きな船が行き交うライン川を望むレストランでドイツ料理を楽しみ、多くの学びを胸に帰国の途についた。帰りの満席のフライトが私たちに夏休みの終わりと、日本とドイツの経済交流の重要性を物語っているようだった。

ホーエンツォレルン橋から見たケルン大聖堂

pagetop