Need-Based Program for Area Studies

The Middle East within Asia: Law and Economics

ニーズ対応型地域研究推進事業

アジアのなかの中東:経済と法を中心に

プロジェクトの概要
目的
社会のニーズに対応するなかで、中東をアジアのなかで理解する視点を得て、欧米中心の中東地域研究から脱し、日本と中東との直接的な協力関係に立つ、学際的かつ地域横断的な中東地域研究を構築する。
課題
社会的ニーズにどう対応するか
想定されている社会的ニーズ
法と経済における軋轢・摩擦の文化的背景を解明し、日本・中東間における認識・評価上のミスマッチを解消することによって、中東を日本にとって身近なものにする。
どのように対応するか
①日本、中東の関係機関、関係者に対して、アンケートとインタビューによる意識調査を行う。
②「複合社会・中東における多様な社会集団の共生メカニズムの解明」をめざすなかで、中東地域研究における新たな研究領域を開拓する。
期待される社会・研究効果
①中東で経済活動、日常生活を行ううえでの実践的な知識を提供することによって、カントリー・リスクの回避を含む、日本人の現地での企業活動や生活の効率化とコスト低減が期待される。
②研究の過程で日本と中東における研究機関、研究者、留学生、民間企業関係者などのネットワークが形成され、そのネットワークを有効活用することによって、各種分野・領域における日本・中東間の相互理解の深まりが期待される。
③日本と中東との直接的な協力関係に立ち、学際的かつ地域横断的な研究をめざすなかで、人文科学と社会科学の結合による、グローバル化の時代に対応した、中東地域研究における新たな地平の開拓が期待される。
研究方針
エンピリカルな情報と比較の視点の重視
日本の中東地域研究では、研究テーマが歴史・文化に偏り、中東の特殊性が強調されすぎる嫌いがある。そのため、社会科学的なデータ・情報を収集し、それに基づいて中東をほかの地域と比較するなかで、中東を相対化することを、プロジェクトの課題とする。
なぜ比較の対象がアジアか
①これまで中東はもっぱら西欧との関係において論及されてきた。しかし、現実には、その社会構造や住民のメンタリティにおいて、中東はアジア諸国に近い。また、その国家建設や経済発展のための戦略において、中東はアジア諸国を参考にすべきである。
②日本はアジア大陸の東の端、中東はアジア大陸の西の端に位置する。日本と中東をアジアのなかに位置づけることによって、日本と中東とを比較する理論枠が可能となる。
社会調査によるデータ収集とその分析
次の四つのトピックでもって、アンケート、インタビュー調査を実施する。
①意識調査
②社会調査(政治経済関係)
③社会調査(イスラム金融)
④社会調査(法関係)
調査対象国・地域
①湾岸諸国 ②エジプト ③イエメン ④イラン ⑤トルコ ⑥マシュリク諸国 ⑦マグリブ諸国 プラス ⑧ほかのアジア諸国(東南アジア、南アジア、中国など)
プロジェクトの概要
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